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人間は常に学習する能力によって 変容する可能性を秘めている​

フェルデンクライス メソッド・スクエアステップ・ポールウォーキング・について知識を深める

動きによって脳を活性化し、心・体・能力に変化をもたらします。

フェルデンクライス メソッド、スクエアステップ、ポールウォーキングについて理解し、積極的に日常生活に取り入れましょう。

​フェルデンクライス メソッドについて 

​フェルデンクライスメソッドは、イスラエルの物理学者モシェ フェルデンクライスによって開発された、体の動きを通して脳の働きを活性化し、能力を引き出す「学習」の方法です。人間が成長過程で、動きを学び、そして動きを通してあらゆることを学ぶシステム、そのシステムに基づいて開発されています。

レッスンは、「楽に」「心地よく」「ゆっくり」という形容があてはまるシンプルな動きが基本です。フェルデンクライス メソッドでは体を動かしますが、動きは手段であり、単なる動きの繰り返しではありません。体の動きを通して私達の習慣的な体の動きが、どれほどパターン化し硬直化しているか気づき、「動きと感覚」に注意を向け続けることで、機能的で効率のよい動き、ダイナミックで、優雅で、無駄のない動きをする能力を再開発していきます。

この一連の動きを通して得られる「気づき」は、単に動きを良くすることに留まらず、脳や神経系を刺激し、活性化し、筋肉、骨、循環器系の機能の回復、バランスのとれた質の高い動きが自然に身についていきます。そして更に自己イメージを現実化していく働きもあります。​

スクエアステップについて

 

下肢筋力アップ、転倒予防、認知機能の向上をはじめ、成人の生活習慣病予防などに効果のあるエクササイズです。

スクエアステップは、一辺25cmの正方形を横4個、縦10個の計40個並べたマットを利用し、そのマットで足踏み(ステップ)を行う運動プログラムです。ステップパターンを見て覚えて、間違えないよう足踏み(ステップ)しながら前に進みます。スクエアステップは、スポーツ医学や健康体力学、老年体力学を専門とする国立大学法人(つくば大学・三重大学など)の教員が連携して開発した、科学的エビデンス(根拠)に基づくエクササイズです。

 

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 ポールウォーキングについて

ポールウォーキングとそのためのポールは、整形外科専門医である安藤邦彦スポーツドクター(医学博士)が、運動器不安定(移動とバランス保持をつかさどる筋肉や骨格保全)の改善を念頭に開発したものであり、安全かつ容易に使えるように工夫されています。

杖との違いは、杖は欠けている機能を一時的に補うもので、重要な道具ですが、歩行を再生させるものではありません。ポールウォーキングは歩きを再生するものであり、再現性のある科学でもあります。ポールウォーキングはポールを前に突く(置く)歩行スタイルなので、狭い道路や街中でも回りに迷惑をかけずに、手軽に、安全に、健康ウォーキングが楽しめます。

歩くことは、体と心のリハビリになるだけでなく、脳の働きも活性化されます。また、不安などが散り除かれ、感情の安定、鎮痛の効果、良い眠りをもたらすことも分かってきました。体にも、脳にも、心にも効果があるように歩くには、しっかりと意識的に歩くことが必要です。ポールを持って歩くことで姿勢が改善され、バランスよく安定した歩行となり、通常の歩行とは異なる「しっかり歩き」が可能になります。

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